足と靴についてのよくあるご質問をまとめました。
- 靴は一日のうちでいつ買うのが良いですか。
- 一般的には足が一番大きくなる夕方がよいでしょう。
ただし、このタイプは全体の約60%で、残りの40%の人は朝が最大だったり、一日中あまり変わらないタイプだったり、さまざまです。ですから、まず自分の足の性質をよく知っておくことがポイントです。
また、その日の過ごし方や体調も影響しますので、不調の時は避けた方が賢明です。
- 趾先の形でエジプト型とギリシャ型というのがあるそうですが、どんな形なのですか。
- 主な趾先(足)の形としては、母趾(第一趾)が最も長いタイプ、第二趾が最も長いタイプ、母趾と第二趾がほぼ同じ長さの三タイプに大別できます。
このうち、母趾が長いタイプを「エジブト型」、第二趾が長いものを「ギリシャ型」と称しています(なぜこのような名称になったかは諸説が有り正確には不明)。母趾と第二趾がほぼ同じ長さのものはスクエア型といいます。では日本人の足はどのタイプが多いのでしょうか。
男女7000人の足を調べた結果では、右足では79.2%、左足では74.6%と圧倒的に母趾が長いエジプト型が多いことになっています。10人のうち8人がエジプト型ということです。ギリシャ型は右足で12.8%、左足で15.4%、残りがスクエア型ということになります。また、他の資料(故加藤正医師資料)でも、エジプト型69%、ギリシャ型25%、スクエア型6%となっており、さらに足型別の外反母趾手術例をみると、エジプト型77%、ギリシャ型15%、スクエア型8%となっています。このデータはいかに外反母趾がエジプト型に多いかを如実に示しています。
- すぐ靴ずれができて困っています。
- 歩くとき足も靴もいろいろ形を変えますが、双方の間には微妙なズレがあります。このズレ方がうまくいっている靴は中もむれず、スムーズに歩けて履き心地も良いものです。
でも、足への圧迫が強すぎたり、逆にゆるすぎて足が靴の中で大きく動いたりすると、摩擦によって爪を痛めたり靴ずれができてしまいます。かかとの後ろあたりによくできる人は、ここのカーブと靴のカーブとが合っているか、入念にチェックしてください。
- 「皮」と「革」では違いがあるのですか。
- あります。動物の<かわ>は人類がまだ原始的な生活を営んでいた時代から、衣類を始めいろいろな日用品に使われていた、非常に歴史のある繊維です。そして、動物の体から剥ぎとった生のままの状態を「皮」と呼び、なめした状態のものを「革」と呼んではっきりと区別しています。
英語でも皮はスキン(Skin)、革はレザー(Leather)と呼び区別しています。
ですから、鞣した<かわ>でつくらてた靴は「皮靴」ではなく、「革靴」と書きます。